らいとのライトなブログ

いろいろやっています。マルチカードゲームプレイヤー

観戦視点:競技性 vs エンターテイメント性

マチアソビレポを途中で書くのをやめました。おみです。

さて、現在はRAGE2日目も終了しまして、選手達が見事な対戦を楽しませていただきました。とても面白かったです。

書こうと思ったきっかけは、このゲームの400万大会が行われるたびに、先行有利だ後攻有利だ、ネクロが強すぎる、ドラゴンが強すぎる、メンコバースだあれこれ言われます。

多少の先後有利、引きゲーな部分はカードゲームである以上当然あります。

しかし、現在のShadowVerseはスタンダード環境ほどマナカーブ順に置いていくゲームではないこと、恐らくそうした文句をつけている層が思っているより深くプレイングが勝敗に影響していることを踏まえて記事を読んでいただけると幸いです。

競技性とはなにか

最近e-sportsだなんだで言われている競技性とはそもそもなんでしょう。
"競技性"では辞書にないので、"競技"で調べてみました。

ふぅむ。よくわからない。
競って強さを決めること。で、いいんですかね?
確かに普遍的な強さを決めるのに運は絡まない方がいいかもしれません。

エンタテイメント性とは

エンタテイメント性ではもちろんでないので、エンタテイメントで探します。

楽しいコト、したいね。
e-sportsで言うエンタテイメント性は、ぼくの中で結論づけているので、勝手に決めます。
「観戦している"より多くの人"が楽しめるコト」です。
e-sportsは"見られて"ナンボです。見られていないe-sportsは商業的になりえないんです。

見られるための広告費400万以上です(総額は知らないごめん)選手のためであって選手のためでないんです。ここらへん履き違えない方が良いと思います。いや、勝てばアドなので、履き違えてもいいです。

ShadowVerseはどうなの

ぼく個人としてはとても観戦していて面白いゲームだと思っています。

見ていて"分かりやすい"大味なゲーム。わかる人にはわかる繊細な攻防。繊細な攻防を分かりやすく伝えてくれる実況。
いろいろな要素が詰め込まれてるんじゃないかなと考えています。

引きが偏る

これはこれでいいんだよ。引きが強くたって置くのが下手な人は負けるんですよこのゲーム。
引きが強くて勝つ。それもエンタテイメントだと思うんですよね。この人今日は持ってますねぇ〜〜!強い!でもいいじゃん?

環境デッキの偏り

これに関しては完全に持論なのですが、環境に存在するデッキが多ければ多いほどマッチング運や引きが重要になってくると考えているので、"競技性"を高めるなら今回のような、あからさまに強い、ネクロドラゴン次点ビショップ環境はとても実力(構築含めて)が出やすい大会だったと思います。ゼルボロスはクソですけど。

競技とエンタテイメントは相容れない

やっぱり相容れるのは難しいと思う。
あまりに競技性が高い(笑)になると細かい技術が多すぎてライトユーザーがついてこれなくなりがちなんですよね。競技性が高まるごとに、ぱっと見で優勢劣勢が分かりづらくなることが多いんです。視聴者にも高いレベルを要求してしまう。

日本で野球とかサッカーが人気で、バドミントンとかがあんまり人気ないのもなんとなく点数を取った時、インパクトが足りないからなのかなと思っています。サッカーとか野球って1点のインパクトがとにかくデカイもんね。

これは浅く広くが求められる日本の国民性なのかなと思います。たぶんね。

こうした理由から、シャドバは本当に日本ウケを考えて作られたゲームなのかなと思っています。
ヘタクソにも運でワンチャンある。夢があるよね。日本人は堅実なのが好きといいつつとてもギャンブルが好きです。

その他

"やってる側"からの視点については触れませんでした。
やってる側でなんかあるならやめればいいんじゃないのくらいにしか思わないからです。

この競技性とエンタテイメント性のバランスが崩壊したゲームから人気がなくなっていくことは間違いないので、まぁ人がいるこのゲームは正解なのではないでしょうか。と言うところです。

まとめ

やってて面白いはもちろん、技術が介入する余地があって、見てて面白いゲームになれているんじゃないかなぁと言うところです。
これは結構絶妙なんじゃないですかね。ゼルボロスはクソですけど。

さて、そろそろ大型オフラインイベントに行ってみたいところですね…